第606話 コムラードオブチーズ

日本人はチーズというものを飛鳥時代に初めて知った。そのときの感想が‘醍醐味’であった。しかし、その醍醐味は日本人の舌に合わなかったのか、その後長い間史上には現れなかった。 私もチーズに関心を寄せたのは飛鳥時代のチーズだっ…

第605話 北京・貴州紀行 10

~蕎麦とラーメンの親子関係~  縁あって、跡見学園女子大学のAゼミで「日本の蕎麦は世界一」という話をすることがあった。なかには「ゆで太郎」でアルバイトをしたという人もいらっしゃったためか、あんがい皆さんに蕎麦について興味…

第604話 北京・貴州紀行 9

~なぜ栽培蕎麦は起原地から旅立ったのか?~  「麺類と箸は切っても切れない関係にある」と言ったのは安藤百福だ。 だから私も箸に注視しているが、そんなことから私が「箸や橋に関心がある」と言うと、たいていの人が「ダジャレです…

第603話 北京・貴州紀行8

~ 天壇の創造 ~ 中国・北京の象徴といえば、天壇と紫禁城(故宮)である。 というわけで、天壇と紫禁城の絵を描いてみた。もちろん出来栄えは拙稚であるが、描いている時間というのはいろいろ考えたりして楽しい。たとえば、「天壇…

第602話 北京・貴州紀行7

~ 貴州料理の美味しさについて ~  中国滞在中は、毎日毎食がフルコース的ご馳走の連続であった。そんな中ポッカリ穴が空いたように貴陽市での夕食は自分たちでとることがあった。 私たちはホテルの前にあった「花渓牛肉粉」という…

第601話 北京・貴州紀行6

~ ひさかたの大宇宙 ~ 貴州では、どこにでも小さな瓢箪がおみやげとして売られている。 聞くところによると、瓢箪は苗族(現代では貴州省に多く住んでいる)のお守であるらしい。なぜお守になったかというと、布依族(現代では貴州…

第600話 北京・貴州紀行5

~ 幻の古代夜郎国、そして蕎麦の起原地昆明国 ~  高速道路を走っているとき、右手前方に巨人のオブジェが見えてきた。 この旅ですっかりお世話になっている孫先生が指さして「この辺りが古代の夜郎国です」と言った。 さらに走っ…