第598話 北京・貴州紀行4

~日本の出汁(湯tang)と旨味(鮮xian)~ 昨今の世界情勢を見ていると、国と国の関係はなかなか難しい。だったら、都市どうしのお付合いの道があるのではという思いから、私たちは訪中する際のチーム名に都市名を冠して「北京…

第597話 北京・貴州紀行3

~けものたちは故郷をめざす~ 蕎麦に関わっていると、和食の概念をきちんともっていなければならない。 だから私も、「和食とは武家の時代の食べ物」であると、述べてきた。つまり、和食は鎌倉時代の道元に始まって室町時代に完成、江…

第596話 北京・貴州紀行2 

~ 蕎麦の民と稲の民の夢物語 ~  中国文明には、黄河文明と長江文明の二つがある。そのうちの「長江」というのは重慶から下流の名前であって、重慶から上流は「金沙(チンシャー)江」と言う。 であるから、前話の長江上流とは金沙…

第595話 北京・貴州紀行1 

~ 倭人の故郷 ~  小石川後楽園に隣接する所に日中友好会館がある。そこで雲南省シーサンパンナの少数民族衣食住展が催されていた。といっても、傣族、布郎族、哈尼族、拉祜族、瑶族、基諾族の民族衣装が中心で、食部門などは写真に…

第594話‘旨さ’の景観Ⅱ

~ 大黒素様と恵比寿様の住む国 ~ 先日は深大寺そば学院の講座の日であった。 江戸ソバリエ認定講座の会場である神田明神もそうであるが、深大寺そば学院をやっている深大寺にも、大黒素様と恵比寿様が祀られている。 大黒様は米俵…

第593話 あの日に帰りたい♪

珍味《ほろほろ鳥》 むかし勤務しいた会社の仲間が誘ってくれる会に参加した。いつもK君という世話をやいてくれる貴重な人物がいるから、懐かしい友と会える機会ができるのだ。ありがたいと感謝している。 今日は赤羽の「川栄」という…

第592話「人は一代 名は末代」

『極付 幡随院長兵衛』  久々の歌舞伎座だった。観客席は満員。出し物は「極付 八幡随院長兵衛」である。 幡随院長兵衛って何者? いまの人たちはご存知だろうか? 江戸初期は徳川幕府の権威権力がまだ確立していなかった。そのた…

第591話 蕎麦deイタリアン

~ 最近美味しかったもの ~ 《岩魚の卵と蕎麦粉のブリニ》 《蕎麦搔きのゴルゴンゾーラクリーム》  江戸ソバリエ講師の林幸子先生とイタリア料理の奥田政行シェフのコラボによる「蕎麦deイタリアン」のランチ会が銀座の「San…