第614話 人の橋、人の道

待ち合わせの時間より30分早く着いたので、隣の古本屋に入ってみた。本棚を眺めているうちに内田康夫の『黄金の石橋』というのが目に留まったので買ってみた。そして用件を済ませ、喫茶店に入ってその本を読んだ。 本と珈琲はよく合う…

第613話 新年を迎えて

~日本に自信をもってほしい~ フードボイス主催の食品連合勉強会の新年は、ここ数年私の講座から始まるようになってきた。幸い、毎年北京でフォーラムを開催しているので、その報告をするようにしている。 題名は、いつものように「日…

第611話 花茶にチョコレート♪

中国はお茶の本場であるから、お土産に買って帰ろうと思うが、中国茶の基本的なことが分かっていないから、なかなか選択が難しい。そこで私は、良いお茶を置いてありそうな店を選んで購入することにしている。 これについてはどうも小林…

第610話 ゆく年 くる年

「どうしてお正月があるの?」  11月の初めの1週間、中国へ行った。滞在中の食事は朝昼夜と中国料理だった。中国では普通のことである。帰国後の月末、今度は九州へ用事があって出かけた。ホテルの朝食は、和食コース、洋食コースの…

第608話 大嘗宮にて想う

~ ある小説の完成 ~  蕎麦などの日本食にかかわっていると、結局は『記』『紀』の世界に辿り着く。そこが日本の原点であり、また古代の衣・食・住の宝庫だからである。 その一つが新嘗祭。その年の新穀を神に供えて初めて食べる感…

第607話 わが氏族、千年の流移

~ 父七回忌のお斎にて ~   父の七回忌のため帰郷した。 故郷佐賀市内にある実家はすでに解いて更地にしているため、宿泊はいつも旅館かホテル。今回は近所にあるホテルニューオタニにした。 朝食をとって部屋に戻ろうとしたとき…