第874話 白磁光明物語 蕎麦猪口編、二
二、有田の中野一族のこと まず肥前国の地図をご覧いただきたい。 江戸時代の鍋島藩は有明海沿岸が領地であり、本藩と、三支藩(蓮池藩=現:佐賀市蓮池、小城藩=現:小城市、鹿島藩=現:鹿島市)と、幾つかの自治領(村田、白…
二、有田の中野一族のこと まず肥前国の地図をご覧いただきたい。 江戸時代の鍋島藩は有明海沿岸が領地であり、本藩と、三支藩(蓮池藩=現:佐賀市蓮池、小城藩=現:小城市、鹿島藩=現:鹿島市)と、幾つかの自治領(村田、白…
一、多久の龍造寺家久のこと 「白磁の茶碗や皿小鉢が暗い台所に光を与え、清潔が白色であることを教えた功労は大きい」。 民俗学者柳田国男は『木綿以前の事』でこう述べている。 それまでの日本人は行燈の下で、木椀や陶器など…
知人のフードジャーナリストKさんから「映像がきれい」と言って薦められ、映画『ポトフ 美食家と料理人 La Passion DE Dodin Bouffant』を観に行った。 映画は、19世紀フランスの美食家ブリア…
~ ある女子大における特別講座から ❺ ~ 以上、渡来蕎麦、寺方蕎麦、そして江戸蕎麦と「江戸蕎麦学」の三本の柱を述べてきたが、要は渡来蕎麦が京の寺方蕎麦を経て、江戸に入って来たことによって、蕎麦は真に日本人の食べ物に…
蕎麦の打ち方、茹で方が数字(標準化)で口伝された。 ~ ある女子大における特別講座から ➍ ~ 外食店は、国内国外を問わずに近世以降に誕生。 そして、蕎麦屋は江戸初期の江戸で誕生。これが江戸蕎麦の始まりである。…
~ ある女子大における特別講座から ❸ ~ 〝漠然と〟という、認識にいたらぬていどの認識は、あんがい世間には多くあるものだが、石臼(挽臼)の印象も似たようなところがある。たとえば、石臼を踏み石代わりに置いてある庭の景色…
「おとぎ話」と読む。ソバリエの横さまから、その日ちょっと行けないから、代わりに行ってほしいとチケットを頂いた。パンフレツトを見ると、音楽寸劇のようだけどよく分からない。ただ、演目の一つに「ナゼススルノデスカ」というのが…
日本はもちろん世界でも「七」という数字は大変好まれているようです。そんな中、日本人に親しまれている「七草」に関する話題です。 令和5年12月22日は冬至です。春の七草や秋の七草については「知っているよ!」という方が多い…
~ ある女子大における特別講座から ❷ ~ さて本論だが、お話する「江戸蕎麦学」は、次の三本の柱から成っている。 ①蕎麦は、植物も麺も中国から入って来た。 これは京都大学名誉教授大西近江先生や信州大学名誉教授の氏…
~ ある女子大における特別講座から ❶ ~ この秋に、ある女子大の某先生のゼミで「和食文化と蕎麦」の話をさせていただいた。そのゼミでは聴講後に、感想文を提出することになっているらしく、後日14通の感想文をいただいた。 …