第499話 続「いかき」
前回、「いかき」について述べたら、ソバリエの谷岡真弓さまから、「いかきは蜘蛛の巣のことです」というメールを頂いた。 「え!」と思って『広辞苑』を見てみたら、確かに次のような記載があった。 【いかき 蜘蛛網】蜘蛛の巣のこと…
前回、「いかき」について述べたら、ソバリエの谷岡真弓さまから、「いかきは蜘蛛の巣のことです」というメールを頂いた。 「え!」と思って『広辞苑』を見てみたら、確かに次のような記載があった。 【いかき 蜘蛛網】蜘蛛の巣のこと…
先の《素麺》の話で、18歳で上京したときのことを述べたが、そのころの日本は標準語と方言の差が大きかった。だからイナカ者の私は、ご多分に漏れず東京弁というか、標準語に戸惑ったものだった。 今、蕎麦や食関係に携わっているので…
☆故郷の《素麺》 江戸ソバリエ協会が会員となっている和食文化国民会議(会長:伏木亨)から、「七夕に《素麺》を食べましょう」というメールをもらった。 〝和食国民会議では本年度より事業活動の大きな柱として、「五節供」に関わる…
蕎麦文学を残した作家の中で気になる人物が幾人かいる。その一人が田山花袋だ。そんなわけで思い立ち、彼の代表作『田舎教師』ゆかりの地である羽生に行ってみた。 ☆建福寺 小説は「四里の道は長かった」で始まっていることで有名だが…
今日は、永平寺御用達の「奥井海生堂」を見学した。 まず、昆布出汁の試飲である。 小さなガラス・コップが三個置いてあって、中には「蔵囲利尻昆布」「羅臼昆布」「日高昆布」の三種の出汁が入っている。淡い薄緑色の液体が黄金のよう…
~ 寺方紀行-永平寺 ~ 久しぶりの永平寺だった。緑鮮やかな樹々、苔生した石、清閑さにつつまれた聖域・・・、さすがは天下の永平寺だ。 先ずは、長い板の廊下を渡った一室で法話を聴く。 「精進料理って何ですか?」 話は、こん…
北陸に福井という所がある。東京からの交通手段はあまりよくない。新幹線が通っていないということもその一つだが、そこがまたいいところでもある。そんな福井に私は、なぜか数度訪れている。そのせいか、以前『日本そば新聞』に『韃靼漂…
北京紀行-本編 完 中国やアメリカなどに行ったりすると、具体例は割愛するが、彼の国の大きさや、アジアと欧米の相違を痛感したりすることがあるのは私だけではないと思う。 そんな感じを何とか整理してみたいという気持から、小説…
北京紀行-本編4 「若い学生さんたちは、蕎麦だけでは少ないでしょう!」 メンバーの北川さんの提案で、北京では《狸蕎麦》+《蕎麦いなり》を振舞うことにした。 「おいなりさん」、つまり《薄揚》(=薄切りにした豆腐を油で揚げた…
北京紀行-本編3 「かけか、もりか」 「狐か、狸か」 何事かと思われるだろうが、健康的な蕎麦界の話である。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…