第882話 台所からの革命

☆昨日の台所   江戸初期に日本で最初の外食店が誕生したのは台所の事情によるものだった。  料理するには火と水が必要である。その設備が竈と流し台。これは現代も同様である。このうちの火は自分の意志で熾すことができるから、昔…

第880話 和服で蕎麦を

 平成六年一月、江戸ソバリエ倶楽部の新年会が日本橋で開かれた。  岸間健貪さん(江戸ソバリエ)の「蕎麦猪口」の話があった後、参加者64名の懇親会となった。  多くのソバリエさんたちとお話しているなかで、「奥」さんが「最近…

第879話 世界農業遺産

 味の素食の文化センターの人に誘われて、世界農業遺産のシンポジウムに参加した。  テーマは「未来豊かな食を考えるー里山と海をつなぐ世界農業遺産」。  講演は、佐藤洋一郎先生(ふじのくに地球環境史ミュージアム館長)、阿部健…

第877話 風味と食感の話

 友人の山本三紀先生が講演される「おいしさセミナー」に参加した。  今日の演者は3名、いずれも女性講師だった。  私は、拙著『小説から読み解く和食文化』や『蕎麦春秋』誌に連載中の「そば文学紀行」を通して、現代の食文学分野…

第875話 水は日本の資源

                ~ 味と香りの研究 ~  友人の三紀さんのお誘いで「水の官能テスト会」に参加した。  着席すると、いつものように用紙に性別と年齢を記すようになっている。  そして多くの水が用意されたが、詳…