第930話 鴨が葱背負ってⅡ

☆菊谷の《鴨の肝のペースト》  昨年の暮、巣鴨「菊谷」の兄貴さんの店国分寺「菊谷」がオープンした。  なので、ソバリエのsoba walkの会で行ってみようということになった。  店の場所はだいたい分かっていた。北口から…

第929話 オトコの最期

★昨年の暮だった。  盟友の小林照男さんからパスタ製品のセットが送られてきた。  品物がパスタである理由はすぐに解かった。彼が信頼する婿殿の会社の製品だからである。   婿殿のお名前は副島さんとおっしゃって、その会社の社…

第928話 未来味覚の予感

「第28回更科堀井 秋の会」から  令和6年11月、「第28回更科堀井の会~更科蕎麦と江戸野菜を味わう秋の会」が開催されました。   この度は、総本家更科堀井九代目当主の堀井良教様が「令和6年度 現代の名工」に選ばれまし…

第925話 鴨が葱背負ってⅠ

 「トリ」といえば、今は鶏肉がその代名詞になっているが、江戸時代は「トリ」とは水鳥や山鳥のことを指していた。それもそのはず日本人が鶏を食べるようになったのは、幕末・明治からである。だから江戸時代の絵を見ると、鳥問屋の軒先…

第925話 ご飯が好き

~ 食味審査から ~  友人の三紀さんから、時々依頼されている官能テストに参加した。  この日のテストは「ご飯」だった。  日本人にとってご飯は「主食」と呼ばれるほど欠かせない存在だが、そのご飯の炊き方は弥生時代に開発さ…