第366話 上村邸の蕎麦懐石

 母の七回忌を済ませたころ、お茶(裏千家)を教えておられる上村さん(江戸ソバリエ)から「自宅で七夕の茶会を催しますので来ませんか」とお誘い頂いた。 お茶と蕎麦は、料理史から見ても、石臼を介した兄弟みたいなものと考えている…

第365話 お蕎麦のレストラン

= 江戸蕎麦+東京蕎麦 = ずっと以前に、作家の山口瞳(1926~95)が「寿司屋とソバ屋と、酒場(赤提灯)と喫茶店、これを一軒ずつ知っていれば、あとはもういらない」と述べていた。当時の人(男性サラリーマンだろう)の、ご…

第364話 蕎麦王国埼玉

 この度『蕎麦王国埼玉』を上梓し、また今秋の「武蔵の国のそば打ち名人戦」の名人位には埼玉県知事賞を授与することになった。そのせいかどうかは分からないが、第9回「埼玉県知事を囲む会」に参加しませんか、というお誘いを世話役の…

第363話 視野と視点

「ほそ川」の料理やお蕎麦は最高である。 今日は、江戸ソバリエ講師のM先生とご一緒だった。先生はTV「何でも鑑定団」の鑑定員としてもご登場なさっている陶磁器研究家で、仕事をされるときはいつも和服である。その和服とお蕎麦の組…

第362話 サヨナラ! 「そばもん」

「そばもんの矢代稜とのお別れ会をしますので、来ませんか?」こんなお誘いを『ビッグコミック』編集部のKさんから頂いた。 会場の「大門更科」に行ってみると、全員が『ビッグコミック』の編集部の人ばかりである。作者の山本おさむ先…

第361話 いりやき蕎麦を作ろう♪

対馬を訪れた後、そのことを協会のホームページに掲載したり、「深大寺そば学院」や「江戸ソバリエ・ルシック寺方蕎麦研究会」で話したりしていたら、今度は「ウンナンの会」の平林代表(江戸ソバリエ・ルシック)が、会で対馬の《いりや…

第360話 手作り豆腐文化論

自分で作った豆腐がこんなに美味しいとは思わなかった。といっても、大したことをやったわけではない。1)用意された豆乳(100g、香川県・久保食品)に、2) 滷汁を小匙半分弱ほど(1.7g、高知県・土佐のあまみ屋)を入れただ…