フードボイス記事ニュース

第176話 江戸蕎麦料理 ― 冬の章

《 蕎麦膳 》八   ☆江戸蕎麦料理研究会   「女性客は手ごわい」。これは神楽坂『東白庵 かりべ』の店主の言葉である。  説明を加えれば、女性客は、日本酒、おつまみ、料理、蕎麦はもちろん、蕎麦湯、デサートまですべて美味…

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第174話『ノルウェイの森』

蕎麦、文学、音楽-1    ― 彼女は飯田橋で右に折れ、お堀ばたに出て、それから神保町の交差点を越えてお茶の水の坂を上り、そのまま本郷に抜けた。そして都電の線路に沿って駒込まで歩いた。ちょっとした道のりだ。駒込に着いたと…

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第173話 年越蕎麦

季蕎麦めぐり(十二)    大晦日の喧噪と元日の厳粛さ、そしてそれを分ける除夜の鐘と年越蕎麦、それは日本ならではの独自の雰囲気を醸し出している。  年越蕎麦というのは江戸中期ごろから続く風習とされているが、発端は諸説紛々…

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第172話 元禄蕎麦切

 ☆元禄時代の蕎麦切  12月といえば、赤穂義士の討入だ」、と言うのは歴史ファンだけだろうか?   その四十七士の中で、とくに有名な男が大石内蔵助と堀部安兵衛だろう。この二人は、かつての常勝軍ジャイアンツの川上監督と長嶋…

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第170話 『玉江』の蕎麦料理

《 蕎麦膳 》六   「蕎麦のコース料理」も、最近はわりあい知られるようになってきたが、近代において熱心だったのは『並木藪』の堀田勝三(1887-1956)や『一茶庵』の片倉康雄(1904-1995)であったことは前にも…

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第169話 神に架ける箸「イクパスイ」

 ☆はしがき  縁あって、アイヌ民族舘の舘長さんから「祭祀用のイクパスイ」の写真を頂いた。その御礼を申し上げているうちに、「近々、虎ノ門の文化庁で会議があるため上京する」とおっしゃる。もっと詳しいことを知りたかった私は、…