第160話 「蕎麦切は江戸の水によく合う」
食の思想家たち七、松尾芭蕉 嵯峨野、嵐山へは、京都市内からは嵐電で、亀山からはトロッコ列車で行く。 【嵐電とトロッコ列車 ☆ ほしひかる絵】 駅を下りて渡月橋の上に立つと、いつも桂川の水の匂いが心身を爽やかにしてく…
食の思想家たち七、松尾芭蕉 嵯峨野、嵐山へは、京都市内からは嵐電で、亀山からはトロッコ列車で行く。 【嵐電とトロッコ列車 ☆ ほしひかる絵】 駅を下りて渡月橋の上に立つと、いつも桂川の水の匂いが心身を爽やかにしてく…
☆二十四節気 8月23日のことだった。「暦の上では処暑(暑さがおさまるころ)だというのに、まだまだ暑さが続きますねエ」と、あるテレビニュース番組で言っていた。 こういう台詞は去年も聞いたし、10年前も聞いた。た…
食の思想家たち、七 ☆G.I.ブルース 世界を変えた歌手たちがいる。マイケル・ジャクソン、ザ・ビートルズ、エルヴィス・プレスリー・・・・・・。 そのうちのプレスリーが唄った曲の中に「G.I.ブルース」というのがあった…
《 蕎麦膳 》四 ☆寛永3年(1626年) 8月18日 江戸初期に慈性という僧がいた。彼は史上初めて江戸において蕎麦切を食べた人として蕎麦界においてはかなりの有名人である。 それによると、「1614年の2月3日…
季蕎麦めぐり(十一) あるところに「神に架ける箸」という駄文を書いたとき、「その題はダジャレか」と、仲間に笑われたことがある。正直に言って、半分はダジャレもあったが、残り半分は大まじめであった。 実は箸も、橋も、嘴…
季蕎麦めぐり(十) 門というのは、その建て物の由緒を自ずと物語ることが多い。深大寺の石段の上に立っている、桃山時代の建造といわれる薬医門がそうである。いかにも威風を感じさせる。だから多くの人が足を停めて見上げたり、写…
《 蕎麦膳 》三 ☆深大寺茶室 【深大寺茶室】 緑の風がそよと吹いてきた。遠くで鳩笛の音がする♪ ここは深大寺の裏庭に佇つ茶室である。 前以てもらっていた今日の献立を見ると、流れるような字で「朝茶の献立」が書かれ…
《 蕎麦膳 》二 青木正児(1887-1964) が論じる京都の「陶然亭」、大久保恒次(1897-1983) が贔屓にする大阪の「田舎亭」、神吉拓郎(1928-)が描く東京の「柳亭」。 三人の食通が語る、この「三都…