第932話 「蕎麦」と「そば」

 知人のYさんが梅ケ丘の国士館大学で「有田焼の祖・李三平」の講演をするというので聞きに行った。  その前にお昼を済ましておこうと、駅前のお蕎麦屋さんの戸を開けたら、満席だった。  少し行くと中華そば屋があった。立看には「…

第931話 2回の救急車騒動から

☆1回目  夕方7時ごろだった。   その狭い歩道には電信柱が立ち、店の看板も置かれている。そのうえに駐車場のある所は歩道が車道に向かって斜めになっているから、自動車にはやさしく、車椅子の人には酷な歩道だった。ただ段差を…

第930話 鴨が葱背負ってⅡ

☆菊谷の《鴨の肝のペースト》  昨年の暮、巣鴨「菊谷」の兄貴さんの店国分寺「菊谷」がオープンした。  なので、ソバリエのsoba walkの会で行ってみようということになった。  店の場所はだいたい分かっていた。北口から…

第929話 オトコの最期

★昨年の暮だった。  盟友の小林照男さんからパスタ製品のセットが送られてきた。  品物がパスタである理由はすぐに解かった。彼が信頼する婿殿の会社の製品だからである。   婿殿のお名前は副島さんとおっしゃって、その会社の社…

第928話 未来味覚の予感

「第28回更科堀井 秋の会」から  令和6年11月、「第28回更科堀井の会~更科蕎麦と江戸野菜を味わう秋の会」が開催されました。   この度は、総本家更科堀井九代目当主の堀井良教様が「令和6年度 現代の名工」に選ばれまし…