第132話 深大寺蕎麦の詩
蕎人伝⑭サトウ・ハチロー 「長崎の鐘」という歌がある♪ サトウ・ハチロー(明治36年~昭和48年)の作詩である。「鐘」という音楽的な言葉の響きのせいだろうか、それとも「長崎」がもつ独特の光景のせいだろうか、なぜかこの…
蕎人伝⑭サトウ・ハチロー 「長崎の鐘」という歌がある♪ サトウ・ハチロー(明治36年~昭和48年)の作詩である。「鐘」という音楽的な言葉の響きのせいだろうか、それとも「長崎」がもつ独特の光景のせいだろうか、なぜかこの…
季蕎麦めぐり(三) 2月3日(新暦)を「江戸蕎麦切の日」といってもいいかもしれない。理由は、蕎麦通の方ならご存知であろう。 『慈性日記』という江戸初期の史料に記されていることが、江戸における「蕎麦切」の初出だから…
季蕎麦めぐり(二) 1月7日、浅草の待乳山聖天で「大根祭り」が開催される日に、同じ浅草の蕎亭大黒屋では《七草蕎麦粥》が振舞われる。 【待乳山聖天の大根絵馬】 そんな話を耳にしたので、友人の松本一夫さん(江戸ソバリ…
季蕎麦めぐり(一) 蕎麦には身体を清める作用があるような気がする。だからだろうか、昔はハレの日には蕎麦を頂くことが多かったと伝えられている。 蕎麦の清浄感は現代だって同じではないだろうか。だとしたら、最大のハレの…
お国そば物語⑪深大寺蕎麦 昭和45年の秋、私は社会人3年生、仕事に少しだけ慣れたころだった。車を運転していたとき、カーラジオが臨時ニュースを報じた。 「三島由紀夫が市ヶ谷の陸上自衛隊に乱入、割腹自決!」 「割…
☆巻物 少年のころ、忍者マンガが好きだった。 瞼を閉じて印を結び、心の中で真言を唱える。ト、何処からともなく煙が流れてきて、ドロンと忍者はいなくなる。時によって忍者は巻物を口に銜えて消えることもある。いずれも煙の中に…
~ 私の初夢 ~ 私の生きた時代は、Ⅰ.昭和の戦前、Ⅱ.昭和の戦後、Ⅲ.平成の3つである。もちろん私たちより先の父の世代にもある区切りがあっただろうし、私に続く息子の世代にもそれがあるだろう。そして、この三世代はお互い…
「江戸ソバリエ」誕生(十四) ☆『ヌードルの文化史』 この秋、ある大きな書店で『ヌードルの文化史』(柏書房)という本を見かけた。著者を見ると、クリストフ・ナイハードとある。「おや。確か、氏とは《かんだやぶそば》でお…