第741話《きのこ茶そば》に思う

 Makuakeという会社がある。どういう会社かは詳しくないけれど、〝応援消費〟という概念で、「消費者が注目する正しい商品を販売する」のだと坊垣佳奈さんという共同創業者の人が某新聞の取材記事で述べていた。   その会社で…

第739話 天ぷら食って蕎麦で〆る

 食の分野でイベントをプロデュースされている佐野さんの蕎麦会が日本橋人形町の「蕎ノ字」で開かれた。   「蕎ノ字」さんは「天ぷら食って蕎麦で〆る」という暖簾を掲げておられるだけあって、天ぷらが美味しい店として評判になり、…

第738話 伊那入野谷 夢幻蕎麦

  《へべす》の爽やかな酸味、涼やかなつゆ、腰のある伊那入野谷の蕎麦・・・。   小松庵銀座店の《へべす蕎麦》については前の737話でご紹介したので、今日は入野谷産の蕎麦の話をしたい。   いつのころからか、伊那入野谷の…

第737話 香酸柑橘類 蕎麦

 ここ数日、料理研究家林幸子先生(江戸ソバリエ講師)と続けて《香酸柑橘類蕎麦》をご一緒する機会があった。 *一軒目は神田まつやさん。    先生と私で、まつやの小高社長にご相談があったので伺った。打ち合わせ後、私は私定番…

第736話 都市の構図

  『ものがたり深大寺蕎麦』シリーズを続けていますが、「深大寺蕎麦にとって重要な『江戸名所図会』について、まだ書かないのですか?」というメールをいただきました。    実は『江戸名所図会 – 深大寺蕎麦』は、…

第735話《筑後うどん》の話

 近所に《筑後うどん》の店ができたので、入って、食べた。美味しかった。   どう美味しかったかというと、麺が柔らかくてやや粘りがあって、汁がホッとする感じで、薬味の葱の緑色がきれいだった。   パンフレットを見ると、小麦…

第713話 日新舎友蕎子の深大寺蕎麦

 江戸中期ごろ日新舎友蕎子という蕎麦人がいましたが、この人が最初に深大寺蕎麦のことをとり上げた人と言ってもいいでしょう。ただし日新舎友蕎は筆名であって、当人の本名氏素性は明かではありません。この謎の人物は何者か、それをに…