第144話「蕎麦切、当国より始まると云う」
蕎人伝⑯松江重頼 講演会などで「蕎麦は中国から渡ってきた」とお話しても、あまり信じられない。「蕎麦は信州が発祥の地、あるいは信州が本場だ」と思っている人はあんがい多い。その風評の源のひとつが、松江重頼が編した貞門俳…
蕎人伝⑯松江重頼 講演会などで「蕎麦は中国から渡ってきた」とお話しても、あまり信じられない。「蕎麦は信州が発祥の地、あるいは信州が本場だ」と思っている人はあんがい多い。その風評の源のひとつが、松江重頼が編した貞門俳…
季蕎麦めぐり(六) ☆望月の桜 ねがはくは 花のしたにて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ♪ 西 行 死ぬならば、「如月の望月のころ」と願った西行。その日は釈迦入滅の日の二月十五日(旧暦)、新暦でいえば3月…
食の思想家たち五、北大路魯山人 入場券売場も、入口も、大勢の人でいっぱいだった。ここは、ある「食の祭典」の会場である。場内は賑わい、B級グルメとして人気の××や、丼品評会なる食のゲームの箇所は長蛇の列が続いていたし、そ…
☆なぜ日本人だけが啜るようになったのか? 日本人は箸だけで物を食べる民族である。 箸という道具はなかなか便利で、西洋のフォーク、ナイフのような機能を併せもっている。ただスプーン機能だけが弱い。 だから中国や韓…
季蕎麦めぐり(五) 小石川に在す澤蔵司稲荷は「蕎麦稲荷」とも別称され、その伝説は広く知られているが、伝説はⅡ部構成で、よくできていると思う。 【澤蔵司像】 その一、1618年4月7日のこと、伝通院の廓山上人のもとに一…
ある料理番組がNHKテレビで放映されていたが、興味深かったのでついつい見入ってしまった。 内容は、イギリスの料理人ヘストン・ブルメンタール氏が、おいしくない料理の代表格といわれている「機内食」の改善に取組もうとい…
食の思想家たち四 、林信篤・人見必大 ☆人見必大(1642-1701) 蕎麦通の必読書のような古典がある。江戸前期の本草学者、食物研究家の人見必大が著した『本朝食鑑』であるが、それには蕎麦のことがこう紹介されている。…
食の思想家たち三、貝原益軒 ☆黒田武士 酒は呑め呑め 呑むならば 日本一のこの槍を 呑む取るほどに呑むならば これぞ真の黒田武士♪ 私の20代のころまでの宴席ではけっこう歌われていたが、今は「絶滅危惧歌」といっ…