第702話 日本語の遺伝子
『世界蕎麦文学全集』物語 44 あるライターさんが農作物関係の取材文を書いて、取材先の事務所に原稿をチェックしてもらったら、「植物はカタカナで書くものだ」と言われ、稲⇒イネに訂正された。しかし稲刈りはそのままだったとい…
『世界蕎麦文学全集』物語 44 あるライターさんが農作物関係の取材文を書いて、取材先の事務所に原稿をチェックしてもらったら、「植物はカタカナで書くものだ」と言われ、稲⇒イネに訂正された。しかし稲刈りはそのままだったとい…
『世界蕎麦文学全集』物語 42 小金沢山(2014m)、牛奥ノ雁ケ腹摺山(1994m)、黒岳(1988m)、大蔵高丸(1781m)、ハマイバ丸(1752m)の山々の向こうに富士が見える。 ここ甲州天目山棲雲寺にて…
『世界蕎麦文学全集』物語 42 ☆妙興寺蕎麦 たいがいの人にとって蕎麦は「たかが蕎麦」、蕎麦なんてどれでも同じだろうと思っている。私も最初はそうだった。 それでも少しずつ勉強し始め、そして伊藤汎著の『つるつる物語…
『世界蕎麦文学全集』物語 41 京都府に「比叡山 蕎麦喰い像」という民話が伝わっている。 話はこうだ。 ~ 鎌倉時代の初めごろ、浄土真宗を開いた親鸞という偉いお坊さんがいたのですが、これはその親鸞が、範宴という…
『世界蕎麦文学全集』物語40 ☆石臼伝説Ⅰ 旧家の玄関や庭に、よく挽臼を敷いてあることがある。庭と石というのは風情的にもよく合っているし、また挽臼の幾何学的模様が少し新規性をもたらしているせいか、だいたい好感をもたれて…
『世界蕎麦文学全集』物語39 日本に《つるつる麺》をもたらした人物がいる。円爾という鎌倉時代の僧侶だ。その円爾の故郷を訪れてみたいと思って静岡へやって来た。 ところが、目的地までのバスは午前中に一本、しか…
『世界蕎麦文学全集』物語38 ☆氷高皇女 霍公鳥 なほも鳴かなむ 本つ人 かけつつもとな 我(ア)を音(ネ)し泣くも (氷高皇女) 日本蕎麦史のなかで「蕎麦の女神」とよばれる人がいる。元正天皇である。詔で蕎麦栽培…
『世界蕎麦文学全集』物語37 「なぜ年越に蕎麦を食べるのか?」という問いに対し、こんな考え方がある。 年を越し、新年を迎えるにあたって、古代の日常食を食べたり供えるようになった。「古代の」というのは「縄文時代の」…