第678話 カーシャの海
『世界蕎麦文学全集』物語20 俳優の柄本明さん(劇団東京乾電池座長)がTVのある番組でこんなことを言っていた。 子供のころの学芸会の、主役の活躍は別として、脇役のその他大勢もなかな面白い。たとえばある子が自分の番…
『世界蕎麦文学全集』物語20 俳優の柄本明さん(劇団東京乾電池座長)がTVのある番組でこんなことを言っていた。 子供のころの学芸会の、主役の活躍は別として、脇役のその他大勢もなかな面白い。たとえばある子が自分の番…
『世界蕎麦文学全集』物語19 トルストイに会った徳富蘆花は、1906年(明治39年)7月22日(旧暦)、帰国するためウラル山の西麓のウフア発の汽車に乗った。蘆花は窓の外の流れる景色の中に翁菊に似た白花を見て、こんな歌…
『世界蕎麦文学全集』物語18 ロシアの作家プーシキン、ゴーゴリ、ツルゲーネフ、ドストエフスキー、トルストイ、チェーホフ・・・の名前はご存知であろう。 彼らが活躍した1800年代はなぜかロシア文学の黄金期となり、その…
『世界蕎麦文学全集』物語17 あのアンデルセンが蕎麦の童話(1842年作)を書いている。蕎麦の実が黒いところに注目して、それは雷に打たれたからと想像して創作したようだ。 着目は一見して科学的だけど、答の方は傲慢さ…
『世界蕎麦文学全集』物語16 赤ずきんちゃんの童話を読んだことのない人でも「赤ずきんちゃん」という名前だけは聞いたことがあるだろう。「赤頭巾」というのがインパクトを与えているからだろう。 童話はこうだ。 ~ …
『世界蕎麦文学全集』物語15 だいぶ前にある店で《ガレット》を頂いたとき、「玉子とハムとグリュイエールチーズを使うのが正統派だ」と教えられたことがあった。そのときは「ほ~、そうなのか」と素直に聞いていた。 何年かし…
『世界蕎麦文学全集』物語14 中国山東省の「蕎麦むすめ」は海を越えて、朝鮮半島へ渡った。と思えるような小説を20世紀の韓国の作家李孝石が書いている。 それが李の故郷の平昌郡蓬坪を舞台にした小説『蕎麦の花咲く頃』(19…
『世界蕎麦文学全集』物語13 670話の白居易の詩に続くのが、温庭筠(812?~870?)の《処士盧岵山居》だ。 西溪問樵客 遥識主人家 古樹老連石 急泉清露沙 千峰随雨暗 一径入雲斜 日暮鳥飛…