第679話 婚礼の日のカーシャ

『世界蕎麦文学全集』物語 21   ロシアの《カーシャ》は前の678話でもお分かりのように庶民の食べ物であったが、そればかりか特別な日にも《カーシャ》は供されていた食べ物だったことを今回はご紹介しよう。   13世紀のロ…

第678話 カーシャの海

『世界蕎麦文学全集』物語20   俳優の柄本明さん(劇団東京乾電池座長)がTVのある番組でこんなことを言っていた。   子供のころの学芸会の、主役の活躍は別として、脇役のその他大勢もなかな面白い。たとえばある子が自分の番…

第677話 ウラルの白い花

『世界蕎麦文学全集』物語19   トルストイに会った徳富蘆花は、1906年(明治39年)7月22日(旧暦)、帰国するためウラル山の西麓のウフア発の汽車に乗った。蘆花は窓の外の流れる景色の中に翁菊に似た白花を見て、こんな歌…

第673話 種を播く人

『世界蕎麦文学全集』物語15  だいぶ前にある店で《ガレット》を頂いたとき、「玉子とハムとグリュイエールチーズを使うのが正統派だ」と教えられたことがあった。そのときは「ほ~、そうなのか」と素直に聞いていた。   何年かし…