第719話 栃の木やさん
栃の木やさんが、令和3年6月で休店された。蕎麦店としては3年経過したときだった。理由はコロナ禍によって営業が難しくなったうえに家賃負担が厳しかったためである。昨年から聞いていたが、コロナ禍では皆さんに「来てください」と…
栃の木やさんが、令和3年6月で休店された。蕎麦店としては3年経過したときだった。理由はコロナ禍によって営業が難しくなったうえに家賃負担が厳しかったためである。昨年から聞いていたが、コロナ禍では皆さんに「来てください」と…
近代の深大寺は、「白鳳仏の深大寺」として知られていますが、明治までは文字どおり「深沙大王の寺」として信仰を集めていました。その転換のきっかけをつくったのがある若い考古学者でした。 明治42年(1909年)、東京大学…
~ 吉永小百合と深大寺白鳳仏 ~ 土門拳(1909~1990)という写真家の話です。彼は寺院や仏像、古陶など一貫して日本の美を撮り続けた写真家です。日本人が造った物に深い愛情と憧憬を抱き、古いものから新しいものを掬い上…
~ 亀井勝一郎の深大寺白鳳仏 ~ 亀井勝一郎(1907~1966)という文芸評論家の話です。 代表作の『大和古寺風物詩』は、亀井が36歳(昭和18年)のときに上梓した昭和12年から17年までの巡…
韓国(慶尚南道)生まれで日本育ちの作家に金達寿(1917~1997)という人がいました。彼は学生時代に志賀直哉(1883~1971)に魅かれて小説に関心をもち、また李孝石(1907~42)の短篇小説『蕎麦の花の頃』など…
「巣籠り」という言葉は好きではない。というか、当人たちが自嘲して言うのならまだしも、政府やマスコミが一般用語のように使うのには「誰のせいでこうなった」と反発したくなる。 そんな「巣籠り」だが、いいなと思ったのは、庭に…
今日は5月5日。 江戸ソバリエ協会が加入している和食文化国民会議から「端午の節供には柏餅か、粽を食べましょう」という案内が来ていたから、おやつに食べようと思って、今朝、近所の和菓子屋で買いに行った。 そういえ…
~『東京レトロ写真帖』~ 深大寺蕎麦「門前」の浅田さんからメールを頂いた。亡き八十八世の追悼文を書いてほしいとのことだった。追悼文というのはなかなか大変なことだが、これも深大寺そば学院の講師の端くれとしての役割だろうと…