第463話 人間にとっての和食

 映画『千年の一滴 だし しょうゆ』より 酵母「アスペルギルス・オリゼ」 は和食の味を決める味噌・醤油・酒・味醂・出汁をつくる、日本だけにある黴だそうだ。だから「国菌」ともいわれている。 そのミクロの黴の世界を、映画『千…

第462話 寺方蕎麦の席に座ろう

裏千家の上村宗紀(江戸ソバリエ:上村紀子)さまから、自邸での茶会席に招かれた。 相客は、深大寺執事の林田堯瞬(祇園寺住職)様と、上村さまの蕎麦友(松田綾子さま・本多恵子さま)と、茶道具関係の方の、計五名だった。 3時に仙…

第461話 「ノルウェイの森♪」

江戸蕎麦から東京蕎麦へ 「ここはどこ?」と直子がふと気づいたように訊ねた。 「駒込」と僕は言った。 ・・・・・・・・・・・。 我々は駅の近くのそば屋に入って軽い食事をした。 村上春樹の『ノルウェイの森』の場面である。題名…

第459話 マネージャーとプレイヤー

第5回「武蔵の国の蕎麦打ち名人戦」から 「マネージャーとプレイヤーは違うヨ。」 「第5回武蔵の国の蕎麦打ち名人戦」のお疲れさま会の席であるが、そんなことを言っているOさんの声が耳に入ってきた。 それを聞いて、私は「次の第…

第457話《清張 蕎麦膳》

「武蔵野の水と緑と寺と蕎麦」 これは深大寺地区のキャッチフレーズである。 朝日カルチャーの「蕎麦屋で蕎麦談義」講座も17回目になるが、今回は深大寺の「門前」さんで開いた。 当日はキャッチフレーズにあるように、先ず国宝の深…