第776話 料理とお酒の関係

              ~ 蕎麦文学紀行 番外編 ~   「お飲み物は何になさいますか?」   外食店、とくに居酒屋チェーン店なんかに入ると、必ずこう言われる。   作家の姫野カオルコさんがエッセイ『何が「いただく」…

第775話 合う、ということ

あるいは「月の裏側」の舌学 ~ 新・美味論Ⅲ ~ ☆再びのオリーブオイルの試飲会       小松庵は「蕎麦にオリーブオイル」を供する都内で唯一の蕎麦屋であると思う。    その小松庵銀座店の今日の「森の時間」は小松圭子…

第774話 蕎麦+珈琲 ⅱ

 「天真庵」といって、蕎麦屋で珈琲を出している店がありますよ。 とソバリエの鈴木さん、飯高さんから、教えていただいたとき、あ~そうだった、ゆさそばさんが初めてライブを開いた蕎麦屋だったことを思い出して、行ってみた。   …

第773話 わがよき友よ

 下駄を鳴らして奴が来る♪    腰に手拭ぶら下げて~♪    と、かまやつひろしが歌っていた。「わがよき友よ」という歌だった。    私たちの世代はさすがに下駄や手拭ではなかったが、まだその雰囲気が分かる時代だったので…

第772話 「棒」と「なわ」

~ 蕎麦文学紀行 番外編 ~  「なわ」は、「棒」とならんで、もっとも古い人間の「道具」の一つだった。「棒」は、悪い空間を遠ざけるために、「なわ」は、善い空間を引き寄よせるために、人間が発明した最初の友達だった。~ 安部…