第603話 北京・貴州紀行8

~ 天壇の創造 ~ 中国・北京の象徴といえば、天壇と紫禁城(故宮)である。 というわけで、天壇と紫禁城の絵を描いてみた。もちろん出来栄えは拙稚であるが、描いている時間というのはいろいろ考えたりして楽しい。たとえば、「天壇…

第602話 北京・貴州紀行7

~ 貴州料理の美味しさについて ~  中国滞在中は、毎日毎食がフルコース的ご馳走の連続であった。そんな中ポッカリ穴が空いたように貴陽市での夕食は自分たちでとることがあった。 私たちはホテルの前にあった「花渓牛肉粉」という…

第601話 北京・貴州紀行6

~ ひさかたの大宇宙 ~ 貴州では、どこにでも小さな瓢箪がおみやげとして売られている。 聞くところによると、瓢箪は苗族(現代では貴州省に多く住んでいる)のお守であるらしい。なぜお守になったかというと、布依族(現代では貴州…

第600話 北京・貴州紀行5

~ 幻の古代夜郎国、そして蕎麦の起原地昆明国 ~  高速道路を走っているとき、右手前方に巨人のオブジェが見えてきた。 この旅ですっかりお世話になっている孫先生が指さして「この辺りが古代の夜郎国です」と言った。 さらに走っ…

第598話 北京・貴州紀行4

~日本の出汁(湯tang)と旨味(鮮xian)~ 昨今の世界情勢を見ていると、国と国の関係はなかなか難しい。だったら、都市どうしのお付合いの道があるのではという思いから、私たちは訪中する際のチーム名に都市名を冠して「北京…

第597話 北京・貴州紀行3

~けものたちは故郷をめざす~ 蕎麦に関わっていると、和食の概念をきちんともっていなければならない。 だから私も、「和食とは武家の時代の食べ物」であると、述べてきた。つまり、和食は鎌倉時代の道元に始まって室町時代に完成、江…