第596話 北京・貴州紀行2 

~ 蕎麦の民と稲の民の夢物語 ~  中国文明には、黄河文明と長江文明の二つがある。そのうちの「長江」というのは重慶から下流の名前であって、重慶から上流は「金沙(チンシャー)江」と言う。 であるから、前話の長江上流とは金沙…

第595話 北京・貴州紀行1 

~ 倭人の故郷 ~  小石川後楽園に隣接する所に日中友好会館がある。そこで雲南省シーサンパンナの少数民族衣食住展が催されていた。といっても、傣族、布郎族、哈尼族、拉祜族、瑶族、基諾族の民族衣装が中心で、食部門などは写真に…

第594話‘旨さ’の景観Ⅱ

~ 大黒素様と恵比寿様の住む国 ~ 先日は深大寺そば学院の講座の日であった。 江戸ソバリエ認定講座の会場である神田明神もそうであるが、深大寺そば学院をやっている深大寺にも、大黒素様と恵比寿様が祀られている。 大黒様は米俵…

第593話 あの日に帰りたい♪

珍味《ほろほろ鳥》 むかし勤務しいた会社の仲間が誘ってくれる会に参加した。いつもK君という世話をやいてくれる貴重な人物がいるから、懐かしい友と会える機会ができるのだ。ありがたいと感謝している。 今日は赤羽の「川栄」という…

第592話「人は一代 名は末代」

『極付 幡随院長兵衛』  久々の歌舞伎座だった。観客席は満員。出し物は「極付 八幡随院長兵衛」である。 幡随院長兵衛って何者? いまの人たちはご存知だろうか? 江戸初期は徳川幕府の権威権力がまだ確立していなかった。そのた…

第591話 蕎麦deイタリアン

~ 最近美味しかったもの ~ 《岩魚の卵と蕎麦粉のブリニ》 《蕎麦搔きのゴルゴンゾーラクリーム》  江戸ソバリエ講師の林幸子先生とイタリア料理の奥田政行シェフのコラボによる「蕎麦deイタリアン」のランチ会が銀座の「San…

第590話 ‘旨さ’の景観

今日は新潟市で講演だった。新潟県での講演は4回目である。 今回頂いたお題は「納涼そば紀行」。内容はいま流行の《冷やかけ》の色々を紹介してほしいということだった。 このトレンドは食べ物史としては重要だが、ここでは割愛させて…

第589話 雅な《蟹の菊花巻き》

~ 最近美味しかったもの ~  二重橋が見える楠公レストハウスで和食文化国民会議の集まりがあった。二重橋は皇居の象徴的な橋であるが、江戸城時代は当然ながら木の橋だったのだろう。と思って、木造二重橋の絵を描いてみた。 この…