第494話 道元の桑の実
~ 寺方紀行-永平寺 ~ 久しぶりの永平寺だった。緑鮮やかな樹々、苔生した石、清閑さにつつまれた聖域・・・、さすがは天下の永平寺だ。 先ずは、長い板の廊下を渡った一室で法話を聴く。 「精進料理って何ですか?」 話は、こん…
~ 寺方紀行-永平寺 ~ 久しぶりの永平寺だった。緑鮮やかな樹々、苔生した石、清閑さにつつまれた聖域・・・、さすがは天下の永平寺だ。 先ずは、長い板の廊下を渡った一室で法話を聴く。 「精進料理って何ですか?」 話は、こん…
北陸に福井という所がある。東京からの交通手段はあまりよくない。新幹線が通っていないということもその一つだが、そこがまたいいところでもある。そんな福井に私は、なぜか数度訪れている。そのせいか、以前『日本そば新聞』に『韃靼漂…
北京紀行-本編 完 中国やアメリカなどに行ったりすると、具体例は割愛するが、彼の国の大きさや、アジアと欧米の相違を痛感したりすることがあるのは私だけではないと思う。 そんな感じを何とか整理してみたいという気持から、小説…
北京紀行-本編4 「若い学生さんたちは、蕎麦だけでは少ないでしょう!」 メンバーの北川さんの提案で、北京では《狸蕎麦》+《蕎麦いなり》を振舞うことにした。 「おいなりさん」、つまり《薄揚》(=薄切りにした豆腐を油で揚げた…
北京紀行-本編3 「かけか、もりか」 「狐か、狸か」 何事かと思われるだろうが、健康的な蕎麦界の話である。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…
北京紀行-本編2 当然だが、海外で蕎麦振舞をする場合、現地でどんな蕎麦を供しようか、― 冷たい《ざる蕎麦》か、温かい《かけ蕎麦》か ― と事前に検討する。ここまではいい。 そんなとき、必ず「《ぶっかけ》にしようか」という…
北京紀行―本編1 この度、縁あって北京市の中学校と大学で蕎麦打ち体験教室を実施することになった。さっそく江戸ソバリエ協会内で北京プロジェクトを立ち上げた。 準備にあたっては、これまでの海外での蕎麦打ちボランティアの経験か…
~ 江戸蕎麦を学ぶ ~ 平成30年5月で、あしかけ15年(通算165ケ月)書き続けた小説『蕎麦夜噺』を幕にした。平成16年9月号の『日本そば新聞』に「第一夜」を掲載し始めてから通算165回の連載である。といっても、その…