第672話 蕎麦の花咲く頃

『世界蕎麦文学全集』物語14  中国山東省の「蕎麦むすめ」は海を越えて、朝鮮半島へ渡った。と思えるような小説を20世紀の韓国の作家李孝石が書いている。  それが李の故郷の平昌郡蓬坪を舞台にした小説『蕎麦の花咲く頃』(19…

第671話 白い妖精♪

『世界蕎麦文学全集』物語13  670話の白居易の詩に続くのが、温庭筠(812?~870?)の《処士盧岵山居》だ。    西溪問樵客   遥識主人家  古樹老連石  急泉清露沙    千峰随雨暗  一径入雲斜  日暮鳥飛…

第670話 乱世です!白居易先生

『世界蕎麦文学全集』物語12  ☆白居易「村夜」   『世界蕎麦文学全集』と題しながら、理屈っぽい話が続いた。そこで今回は、私が世界初の蕎麦文学と位置づけしているものをご紹介しよう。    といっても、蕎麦通の方なら皆さ…

第669話 お蕎麦の食べ方

『世界蕎麦文学全集』物語11  ☆お蕎麦の食べ方  江戸ソバリエは、蕎麦界とくに蕎麦屋さんを応援したいと思っている。蕎麦屋さんを応援するためには蕎麦屋さんに行って、お蕎麦を食べることだ。そして粋にとまではいかなくても、江…

第668話 食の礼儀とマナーから

『世界蕎麦文学全集』物語10  ☆カタカナ文化    蕎麦屋さんなどへ行ったとき、コース料理のときは料理とともに「御献立」が置いてある。また普通のときは一品一品の料理名を書いてある「お品書」が卓の上に置いてあって、客はそ…

第667話 わが猫の思い出から

『世界蕎麦文学全集』物語9 ☆わが猫    わが家はマンションの一階、そのベランダで「ミー・ミー・ミー♪」と子猫の鳴き声がする。覗いてみると三匹の赤チャンが生まれていた。今からおよそ10年以上も前のことだった。その内の一…

第665話 将来の街の光景を

~ 『世界蕎麦文学全集』物語7 ~   1968年ごろダスティン・ホフマン主演の『卒業』という映画がヒットした。それに連れてチャールズ・ウェブの原作も売れ、テーマ曲のサイモン&ガーファンクル「サウンド・オブ・サイレンス」…