第665話 将来の街の光景を

~ 『世界蕎麦文学全集』物語7 ~   1968年ごろダスティン・ホフマン主演の『卒業』という映画がヒットした。それに連れてチャールズ・ウェブの原作も売れ、テーマ曲のサイモン&ガーファンクル「サウンド・オブ・サイレンス」…

第664話 街の蕎麦屋

~ 『世界蕎麦文学全集』物語6 ~    「突然、おまえから電話がくる♪ あのう、そばでも食わないかあ、ってねえ♪」  これは中島みゆき作詩・作曲の「蕎麦屋」という歌の一節である。力強さと優しさと希望の上に、ち…

第663話 蕎麦屋

~ 『世界蕎麦文学全集』物語5 ~   宮尾登美子の『菊亭八百善の人びと』、小泉武夫の『幻の料亭「百川」ものがたり』など江戸の老舗料亭の物語は当時の様子がうかがえて興味深い。     近代の名店ということでは魯山人の「星…

第662話 江戸の蕎麦屋

~ 『世界蕎麦文学全集』物語4 ~  今回は蕎麦関係の浮世絵を紹介したい。浮世絵が『世界蕎麦文学全集』に入るのかと疑問をおもちの方もいるだろうけれど、まあ聞いていただきたい。    日本の絵画というのは、古代の原始的なも…

第661話 「渋さ」について

~ 『世界蕎麦文学全集』物語3 ~     前の659話で気になることがある。それは粋の舞台は「土間で・・・」という点である。江戸では皆、「土間で、粋に啜っていたのか?」という疑問が生じてくる。     そうだとすれば、…

第660話 「粋な人」について

~ 『世界蕎麦文学全集』物語2 ~   銀座の「小松庵」でソバリエのMSさんと食事をした。     MSさんと私の性格はおそらく正反対だと思う。なのになぜか気持が通じ合うところがある。と思っているのは私の方だけかもしれな…